政治について考えてみました

日本の政治は今、総選挙を前提としているようです。
劣勢の与党・自民党に対して、民主党が勢いで政権奪取を目指すという構図にみえます。
自民党は、日本は小さな政府を目指し改革を推し進めるという主張のようです。
一方で民主党は、行き過ぎた改革によって格差が広がってしまったので弱者救済に動こう、すなわちある程度大きな政府にして改革の歩みを緩めようという主張のようです。


すごくシンプルにまとめてみましたが、実際はもっと複雑なようです。
ややこしいのは、次の2つの点があるためではないかと思います。


1点目は、自民党は従来大きな政府でバラマキをしながら政権を維持してきたということです。
自民党が、小さな政府を目指して改革を推し進めるべし、というのは、自己否定をしているように聞こえてしまうのです。
この自己否定の第一弾が、小泉元総理のときの郵政選挙なのかもしれませんが。


ややこしくしている2点目は、選挙で勝つことを第一目的としている政治家たちが、相手の主張の良さそうな所を取り入れようとしていて、結局何がしたいのかがはっきりしなくなってきていることです。
たとえば自民党であれば、小さな政府と財政再建を掲げていたはずなのに、バラマキに戻ろうとしてみたり、財政再建をあきらめようとしていることです。
民主党であれば、弱者救済のために予算を多く使うにもかかわらず、財政再建も同時に進められると言っていることです。


結局、選挙に勝つことが第一目的で、政策は適当に作ればよいという考え方なのでしょうか?
そんなことだから、政治への関心が低くなってしまったというのに・・・・
しかしそんな状況であるとしても、自分がベストだと思う候補者や政党に投票を行いたいと思います。
また、課題山積みのままなかなか前に進めない日本の中で、自分にできることは何なのかな・・・と、答えの出ないまま考えてみました。