投資の成果を測る指標

投資の成果として、ポータルサイトの方で3か月に1回、ポートフォリオの結果をまとめて公開しています。
↓2008年6月末のときの投資成果
http://blog.livedoor.jp/sotckryman1980/archives/55102005.html


投資成果を測る指標に、新たに一つ、“資本利益率”(いい言葉を知らなかったので勝手に命名)を加えようと考えています。
今は投資成果を測る指標として、

を使っています。
しかし、これらが表しているのは、すべて投資先の時価評価金額に基づいているものばかりです。
つまり、株式であれば、いまの株価が儲かっている水準か、損している水準かを表しているだけで、過去の結果を表しているだけなのです。


一方で新たに加えようとしている“資本利益率”は、未来への方向性をある程度指し示すのではないかと考えています。
これは、株式であれば、自分が投資した金額からどれだけの純利益を生み出しているか、を表します。
具体的に式で表すと、「一株利益×持ち株数÷投資金額」になります。
諸々の改善点や問題点はあります。
たとえば、一株利益をそのまま適用でいいのか、投資信託は一株利益がわからない、外貨建資産の為替変動分の反映をしないのか、etcetc・・・
これらについては、ある程度割りきりと想定条件を置くことで概算の計算をし、大体こんなところだろうという数値でいいと考えています。


たとえば最新の計算では、資本利益率は、次のようになっています。

  • 全投資:6.4%  
  • 国内株式:6.6%
  • BRICs:9.2%
  • 海外株式:5.5%
  • 外貨・外債:6.1%
  • 現金:0.2%

この考え方は、たしかバフェットがすでに似たようなことを言っていたと思います。
いってみれば、自分が複数の企業に投資しているコンツェルン企業になったつもりで考えるための指標です。
資本利益率はいってみればROEのようなものなので、どんどん高い数値に近づけていきたいものです。
そのためには、割安な時に投資する、今後も成長が望まれる投資先に投資する、といった考え方が非常に重要になってきます。