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前回のブログ(こちら)に書きましたが、ジョージ・ソロスの著書を集中的に読んでいました。
内容は分かりにくい本ばかりでしたが、なんとかジョージ・ソロスの考え方の原則と、これまでの世界の金融市場での出来事について知ることはできたと思ってます。
特に、ジョージ・ソロスの考え方である「誤謬性」「相互作用性」は、サブプライム問題により世界の金融市場に激震が走っている今こそ知っておくべき概念ではないだろうかと思います。
これらの考え方は、異常な事態のときにこそ有効な考え方だからです。


私なりの簡単な解釈を以下に書きます。
「誤謬性」:
永遠の真理というものはない。人間が真理だと考えるものは、何らかの歪みを持っている。
したがって、そのとき真理だと思ったことも、状況に応じて修正、改善をし続けていくことが大事である。
「相互作用性」:
市場は「正しい均衡点へやがて落ち着いていく」という考え方は間違いである。むしろ、放っておけば「均衡点」からどんどん離れていこうとする。
例えば、強気な市場トレンドは実経済に対してもプラスの影響を及ぼし、さらに経済過熱へと突き進むことになる。


今年まで続いていた好調な世界経済が、もし異常なほど強気の認識の歪みによるものだとしたら、サブプライム問題による負の反動は、大変大きなものになります。
なぜなら、多くの人が認識を修正すれば、弱気方向へ加速し、さらに実経済に対しても負の影響を及ぼすことになるからです。
私は、これまでの好調な世界経済は、プラスの歪みによるものと考えています。
したがって、サブプライム問題をきっかけとして、しばらく世界経済は停滞することになるのではないかと思います。
これから追加投資するのでれば、「適当にやっても利益が出る時期ではない」という認識を持っておくことが大事で、投資先についてしっかりと理解を深めていかなければならないと思います。