米著名投資家・バフェット氏に関する記事


NIKKEI NETに、投資家バフェット氏に関する記事が連日掲載されていました。


1)著名投資家バフェット氏、米経常赤字膨張に警告
http://www.nikkei.co.jp/news/past/honbun.cfm?i=AT2M07004%2007052006&g=MH&d=20060507


米著名投資家ウォーレン・バフェット氏が、膨張を続ける米国の経常赤字はドルの下落をもたらし、米国でインフレを誘発する可能性があると警告した。6日、同氏が率いる投資会社バークシャー・ハザウェイの年次株主総会で株主からの質問に答えた。


 同氏は過去数年間で米国の経常赤字が2倍になるなど不均衡問題が深刻化していると指摘。今後、ドル売り圧力が高まる可能性があり、「ソフトランディング(緩やかな調整)で済むかは疑わしい」と、大幅なドル安が起こりうるとの見方を示した。


 ドル安対策としては「ドル以外の通貨で利益を稼ぐ企業に魅力を感じる」とし、外国企業へ投資を広げる考えを明らかにした。これまでドル以外の通貨に直接投資してきたが、ドルが強かった昨年は損失を計上した経緯があり、外国株への投資に関心が傾いている。(NIKKEI NET)


2)米著名投資家のバフェット氏、日本企業買収に意欲http://www.nikkei.co.jp/news/past/honbun.cfm?i=AT2M08004%2008052006&g=MH&d=20060508


米著名投資家のウォーレン・バフェット氏が、日本企業の買収に強い関心を持っていることを明らかにした。7日の記者会見で、同氏が「世界的に見て優れた企業が数多くあり、我々は日本のビジネスを買いたい」と明言した。


 同氏は日本市場の環境の変化に着目。経営に圧力をかけるアクティビストと呼ばれる株主が力を強めてきたことに伴い、企業側が「安定して経営を支えてくれる先を求めて身売りを考える可能性がある」とし、買収機会が高まるとみている。実現しなかったが、実際に交渉した日本企業の案件が過去にあったことも明らかにした。


 同氏が率いる投資会社バークシャー・ハザウェイはコカコーラやアメリカン・エキスプレスの大株主。買収原資となる手元現金は430億ドル(約4兆8000億円)に達する。同氏は株式市場で日本株を売買して収益を稼いだことも表明。「金額は小さいが、過去5年間で少なくとも日本株3銘柄に投資し、利益を上げた」という。(NIKKEI NET)


まず、バフェット氏が警告しているように、ドル安が起きれば同時に円高が起こることになります。
現金をドルで保有している私からしてみれば、マイナスに働きます。
しかし、私の能力では為替でうまいこと立ち回ることは難しいと思いますので、当初予定通りにキャッシュの運用のために引き続きドルの運用は継続していこうと思います。


一方で、バフェット氏が日本企業の買収に興味を持っているというニュースは明るいニュースです。
バフェット氏の厳しい基準で見ても、魅力的な企業があるということですから、まだまだ投資価値のある日本企業が残っているということです。