ドイチェ・インド株式ファンド〜インド株への投資


企業への投資ではなく投資信託への投資なのですが、ご紹介します。


日本経済はすでに成熟期に入っています。
したがって、かつての高度成長期のような右肩上がりの成長はもはや望めません。
これからも成長し続ける日本企業は、次のような2つになると考えられます。
①日本国内から世界市場へ活躍の場を広げていくことができる企業
②いままでになかった商品、サービスを提供することで、新しい市場を創造する企業
日本企業への投資をする時には、以上の2点のどちらかを満たしているかどうかが私の判断基準になっています。


一方で、これからかつての日本のような成長期へこれから入っていくと考えられている国があります。
それが、昨今話題の「BRICs」です。
つまり、ブラジル、ロシア、インド、チャイナ(中国)です。


ドイチェ・インド株式ファンドは、インド株式への投資を行うファンドへの投資を行っているファンドです。
からしてみれば、小額でインド株式へ分散投資しているという考え方になります。


※外務省のインドに関する情報(便利です)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/india/data.html
人口:10億人(日本:1億2,700万人)
GDP:6,006億ドル (日本:4兆6,000億ドル)
一人あたりGNI:540ドル (日本:31,106ドル)
経済成長率:6.9%

  • 昨今はITを中心に経済力を伸ばしてきた
  • 積極的な外交活動と経済活動を行っている
  • 国境紛争等があった中国、パキスタンとの関係も好転している
  • 90年代から継続している経済改革により、高い経済成長を維持している(6〜7%)


また、ドイチェ・インド株式ファンドでの投資先としては、
「中長期的に見たインドの成長ストーリーの中で中心的な役割を果たす銘柄群に焦点を当て、引き続き成長が期待される、1)消費、2)インフラ・設備投資、3)アウトソーシング需要に注目してまいります。」(運用リポートより)
とあります。
平たく言えば、インドの中心的産業に投資しているので、インド全体が成長すれば自然とこのファンドの運用成績も成長する、ということでしょう。


投資ファンドを使ってインドへ投資するメリットは、

  • インドに関する情報は個人だとなかなか手に入らないしその時間もないが、その作業をファンドマネージャーが代わりに行ってくれる。
  • 少額であってもインド市場の企業へ投資することができ、インドの成長性へ投資することができる。

ということが言えると思います。


もちろん、見知らぬ人に金を預けて見知らぬ土地に投資するわけですから、大きなリスクはあります。
また、世界中からインドへ投資が集まれば、バブルのような事態になることも予想されます。
これらに対する対策として、

  • ファンドの運用レポートなどを定期的にチェックする
  • インドへ投資できる金額の上限を設定し、どんな状況になっても厳守すること
  • 長期保有すること
  • 継続的に追加投資する(ドルコスト平均法)ことで、割高によるリスクを軽減する。

ドルコスト平均法について、こちらをどうぞ
http://www.toushin.com/guide/faq/faq41.htm
以上の対策を施すことで、リスクに見合うだけのメリットは享受できると考えています。