最近の雑感

危機的な金融情勢はどうやら解消し、崩壊は免れた。
しかし、経済情勢が良くなったとは言えない状況だ。
失業率は低いまま、米国の住宅事情もよくない。
これから中国が過剰流動性を引き締めていくのは、時間の問題だと思う。
低レベルの経済情勢が続くことが予想される。


それに対して、株価は、多くの国で先取りしすぎたといえるほど上昇したと思う。
したがって、危機的ではないにしろ、良くもない経済情勢であることが明らかにつれて修正が入り、軟調になるものと思われる。


また、リーマンショック当時との比較を色々なところで見かけるが、気をつけないといけない。
リーマンショック当時は金融危機が始まる前であり、また世界経済情勢がこんなにも悪化するとは思われていなかった。
しかし今では、経済情勢は非常に悪い状態である。
単純な比較はできないものと思う。