想定されていたこととはいえ・・・

ここ最近の企業各社の決算状況は、ひどい内容になっています。
金融危機が起こってから実体経済への波及はすでに十分に想定されいるものだったとはいえ、実際にこのような状況になっていることを目にすると、何というか、胸が締め付けられるような思いがします。


突然の赤字決算の続出、設備投資の凍結や延期、コストの削減、そして人員の削減。
特に人員削減に絡む雇用の確保の問題は、私たちの生活に直接関係することなのでともて重要です。
政府は公共事業への大規模な投資を行うことで雇用を増やそうとしていますが、住むところを失った人たちを今すぐに救うことになるのか疑問です。
それよりは、そのような失業者たちへ最低限の住居や食糧を提供することの方が大事ではないでしょうか。


企業の方は、すでにこの不況に対応するための手を打ちつつ、未来の成長へ向けた取り組みも始めようとしています。
この不況を良い方向へ動かしていくための原動力は、政府ではなく民間企業にあると思います。
時間が必要ですが、民間企業の迅速な対応によってやがて事態は改善されていき正常になります。


政府がやるべきは、従来の延長線にあるような公共事業への投資ではなく、未来への成長へ向けて努力をしている企業への後押しでしょう。