なぜこんなにも暴落したのか?

今日の日経平均は、大幅な反発をしました。(前日比1,171円高の9,447円)
この先、相場はもう少し回復していくのか、それとも再び下落基調が続くのかは分かりません。
しかし、なぜ先週こんなにも相場が大きく下落したのかを考えてみることは、今後の見通しを立てる上で有効であるように思えます。
相場が大幅下落した理由として、2つの可能性を考えてみます。


1 今後の世界経済の見通しが悪化したため
この考え方は、ファンダメンタルズに基づく考え方です。
09年、10年の世界経済の見通しが悪化すれば、株価は下落します。
しかし、あまりにも下落が激しかったので、はたしてファンダメンタルズに基づく下落ではないような気がします。


2 とにかく換金する必要があったため
この考え方は、需給要因に基づく考え方です。
金融機関は、資金の流れが止まってしまい、とにかく資金を手に入れたい状況だったといいます。
その影響によって、とにかく換金するためにあらゆる投資先が投げ売りにあったという考え方です。
異常な下落といい、欧州が協調して資金注入を行うと発表された後に大幅反発したことといい、この需給要因によるものが理由ではないかと私は思います。