なぜか割高な株式市場
8月、9月はサブプライム問題があったのですが、よくよく見てみると、世界の市場は相変わらず好調を保ち続けています。
たとえば10/6時点で、
- NYダウ工業30種・・・・14,066 PER=16.0
- 香港ハンセン指数・・・・27,832 PER=20.0
- インドムンバイSENSEX30種・・・・17,773 PER=21.9
- ブラジルボベスパ指数・・・・62,319 PER=13.7
- ロシアRTS指数・・・・2,115 PER=12.8
- 日経225・・・・17,065 PER=19.4
PER20前後の中国、インド、日本が割高に感じられるのはもちろんのこと、低PERであるブラジル、ロシアもつい最近までPERが1ケタ台だったことを考慮すると、急に割高になってきたように感じます。
※下のリンク(私が使っている投資ツールリンク集)の、「ブルームバーグ(主要株価指数)」「キャピタル・パートナーズ証券/WORLD INDEX」を見ると、具体的にチャートや一覧を見ることができます。
http://blog.livedoor.jp/sotckryman1980/archives/52472524.html
BRICs株式市場は好調なようですが、先進国の間では未だサブプライム問題は片付いていません。
先進国の中央銀行では、サブプライム問題によって景気減速や金融市場の破綻が起こらないようにしつつインフレへの対策も行う、という難しい舵とりを行っています。
決して楽観視できるような状況ではないと思うのです。
納得のいく資産運用をしていくためには、多少のリスクを覚悟してチャンスを得なければならないのは確かです。
しかし、チャンスが少ない(例えばPERが高い)時に、ただトレンドに乗って投資するのは、ハイリスク・ローリターンな戦略であると思うのです。