個人投資家のスタイルが変わってきた?!


気になる記事を見つけました。
NIKKEI NET(1/28)の記事、「ネット投資家「株短期売買」減らす、売買回転率が急低下」です。
経済、株価、ビジネス、政治のニュース:日経電子版


(以下抜粋)
 インターネットで株式を売買する「ネット投資家」たちが、値動きの激しい株式を頻繁に売り買いする「短期売買」を減らしている。ネット証券大手5社について調べたところ、売買の頻度を示す「売買回転率」が1年前の半分近い水準に下がった。個人投資家は最近の株高で株式売買を再び増やし始めており、短期売買から長期保有に投資姿勢が変わってきたとの見方がある。


 ネット専業証券大手5社(SBIイー・トレード証券松井証券楽天証券マネックス証券カブドットコム証券)の月間の平均売買回転率は一昨年12月をピークに低下傾向。福岡大の水野博志教授は「手数料の安さや好奇心で参入した個人投資家たちが、短期売買を減らした可能性が大きい」と指摘する。


私が投資を始めたのは、2005年5月頃ですし、インターネットで株やその他の売買を行っているので「ネット投資家」です。
当初は、チャートで売買したり短期売買を行ったりしていました。しかし、私の性格に合いませんでしたし成果もあまり上がらなかったので、徐々に中長期保有の投資スタイルに変えていきました。


おそらく、他の「ネット投資家」の方々の中にも、私と同じようなタイミングで投資を始められ、そして短期投資を行い、思うような成果があげられないため長期投資へスタイルを変えていった方々もいらっしゃるのではないでしょうか。


またこれは私の考え方なのですが、「投資で儲ける」というよりも「資産をコツコツ殖やしていく」というスタンスで株式投資を見た場合は、短期売買よりも長期保有スタイルになりやすいのではないかと思います。

  • 投資のために割く時間を減らすことができる
  • 取引の手数料を節約できる
  • 複利の効果を生かすことができる(ただし配当金をのぞく)

という点が、長期投資のメリットとして感じている点です。


もっとも、私にもっと市場の動きを読む能力と根性があれば、短期売買で大きな成果を挙げたことができているのかもしれませんが・・・


さて、今の日本の「貯蓄から投資へ」という流れを考えてみた場合、資産運用目的の方が多いのでしょうから、短期売買よりも長期保有の方が比率としては多くなるでしょう。そのための一つの現象として考えてよいのではないでしょうか。