BRICs各国・2007年の経済成長予測(新生銀行より)
新生銀行のコラムに、「BRICs各国・2007年の経済成長予測」というコラムが掲載されていたのでご紹介します。
(出典先リンク:http://www.shinseibank.com/trust_info/brics/column/index070120.html)
項目 | 05年実績 | 06年見込み | 07年見込み | 見込み景気のリスク要因 |
---|---|---|---|---|
BRICs全体 | 7.6 | 8.1 | 8.0 | 米国経済減速の影響 |
ブラジル | 2.5 | 3.2 | 4.3 | 外資導入の遅れ |
ロシア | 6.4 | 6.5 | 6.7 | 東欧諸国との関係悪化 |
インド | 8.4 | 8.5 | 8.7 | インフレの加速 |
中国 | 10.2 | 10.6 | 10.0 | 金融セクターの競争激化 |
2007年も、昨年同様の成長をするという予測がされています。一方で、リンク先ページの右側にあるBRICs各国の株価指数を見てみると、経済成長以上の株価上昇を続けていることが分かります。
そこでぜひ参考にしたい情報は、各国株価指数のPER/PBRに関する情報です。以下のリンク(キャピタルパートナーズ証券)では、毎営業日に多くの世界の株価指数が更新されているようです。
http://www.capital.co.jp/world_index.pdf
2007年1月19日を見てみると、
ブラジル(ボベスパ):予想PER11.9
ロシア(RTS):予想PER11.95
インド(インドムンバイSENSEX30種):予想PER20.77
中国(香港ハンセン):予想PER15.85
日本(日経225):予想PER23.81
アメリカ(NYダウ工業30種):予想PER15.73
こうしてみてみると、日本がもっとも割高であり、ロシア、中国、ブラジルは意外にも適切な水準であると言えるのかもしれません。