2006年12月の考察


2007年になりました。本年もどうぞ宜しくお願いいたします。
2007年はアメリカの景気減速が避けられないと言われていますが、はたしてアメリカの景気減速はどの程度世界に影響を与えるのか、に注目していきたいと思っています。
世界経済は、アメリカ一極から多極化(EU、中国、ロシアなど)へと変化しつつあります。


2006年12月の投資成果
http://d.hatena.ne.jp/stockryman/20061229/1167408903


①投資比率
国内株式比率が下がり、現金比率が上がりました。これは、私の冬のボーナスによる影響です。(いかに少額の投資を行っているかが分かりますね。)
具体的には

  • 国内株式(50.9%→43.8%)
  • 現金(9.4%→19.8%) 

また、現状と目標との乖離がある投資比率は、「BRICS株」、「海外株式」、「現金」です。是正するには、単純に「BRICS株」、「海外株式」への投資を増やせばよいのですが、ただし今はやや過熱感を感じていますのでもともと計画していた金額以上の投資は行いません。


②収益率(年率換算)
あらゆるセクションが好調でした。しかし、収益率がほぼゼロである現金の投資比率が高まっているため、全体としての収益率はほぼ変動なしとなりました。
2006年は、日経平均そのものはほとんど上昇しなかった(+7%)ということですが、私としては上出来の一年となりました。
具体的には、

  • 国内株式:26.8%(対目標値 +11.8%)
  • BRICS株:30.1%(対目標値 +20.1%)
  • 海外株式:13.5%(対目標値 +5.5%)
  • 外貨・外債:4.0%(対目標値 +1.%)
  • 投資全体:13.5%(対目標値 +4.5%)

「国内株式」については、投資比率が12%を超えているテルモが大きく上昇したことが良い結果を生みました。今後も、本当に自分が気に入った銘柄への投資を行い、投資理由を明らかにし、経営戦略上の変更がない限りは長期保有(5〜10年)をしていきます。
BRICS株」については、経済成長率+αで、目標値を10%としていますが、現状は大きく上回っています。やや過熱気味なのではないかと推測しています。
「外貨・外債」に関しては、目標値が3%と地味なセクションですが目標投資比率は25%と高く、運用の巧拙が投資全体のパフォーマンスに影響を及ぼすため重要視しています。為替動向や金利差などに気を配りつつ、有利な運用先を探していきます。


③新規投資
ソニー銀行の外貨定期預金の利回りがとても良かったので、口座を開設しました。定期預金の最低金額の制約があるものの、外貨預金口座として活用していこうと思います。
将来的には、米ドルとユーロに分散させたいのですが、今は利回りがより高くかつ流動性も高いポンドとドルに投資しています。