量的緩和解除


おととい(3/9)の午後、日本の量的緩和が解除されました。
これまでわざと金余りの状況を作り出していたものを正常な状態に戻したわけですので、市場に出回るマネーは減ることになります。


マネーが行き場に困るほど余っている状況は、いま日本だけでなく世界中で起こっている状況といいます。
世界の市場で株価は上昇していますし、金や石油なども価格の上昇が続いています。


そして、日本ではまず量的緩和による引き締め、EUやアメリカでは利上げによる引き締めを行っています。
これらの世界中での引き締め効果によって、出回っていたマネーの量が減り、本来の価値を超えて値が上がりすぎてしまった株価や商品、不動産などの価格が下落することが想定されます。


また、世界中に不穏なリスクが増大し続けています。
赤字の拡大が止まらない超大国アメリカ、過剰なほどの増産を続ける中国、資源を武器に強気な行動をとるロシアやイランなど。
これらのリスクが顕在化して経済的な影響を及ぼせば、一気に世界中に波及していくことが予想されます。
当然、日本の市場も企業も影響を受けるでしょう。


投資をやめる必要はないと思いますが、そのような状況になっても狼狽することがないだけの投資資金の余裕を保つべきと私は考えます。
現在の私の現金保有率は23.8&なので、30%程度まで引き上げるだけの資金の余裕を持ちたいと思います。(日々の節約&労働が必要!!)