希望や夢

「この国には何でもある。でも希望だけが無い。」、というのは、村上龍の言葉だったと思います。
たしかテレビでこの言葉を聴いたとき、まったくその通りだと、感心したものでした。
また「最近の若者には夢がない」ということは、最近よく言われていることです。
昔の若者は、大いなる夢を抱いていたものだが、まったく最近の若者は・・・・といったことでしょう。
希望や夢を持たない若者ばかりで、この国は大丈夫なのか、そういう心配を上の世代はされているようです。


私も、未来に対して大きな夢や希望を抱いているとは言えず、心配事の方が多いです。
こんなことでいいのか、と悩むこともあります。


しかし、今日気づきました。
いまこの国は、夢を見ているような、甘い状況ではないのです。
夢や希望を語っている暇があったら、迫りつつある破滅から回避することに全力を傾けなければならないのです。
夢や希望を語り始めるのは、破滅から方向転換することに成功した後の話なのです。