日本の将来

日本の将来に対して悲観的な見方が多く、またそのため海外投資家は日本に投資しようとしたがらない、ということをよく聞きます。
そのことに関して、ポツンと一つの疑問が湧いてきています。
それは、「日本」という言葉でひとくくりにして論じることができるのか?ということです。


たとえば投資という観点から見てみるときに、グローバルに活動をしている日本企業にとっては、日本が少子高齢化が進み市場が縮小傾向であっても、大きなインパクトはありません。
また日本国内の地域別に見てみても、だいぶ前から過疎化が問題となっていた地方と東京をはじめとした都市部では、経済活動は全く異なります。
日本人は勤勉で手先が器用だが創造力が乏しい、という日本人像はよく言われていますが、不真面目な日本人もいるし、不器用な日本人もいるし、創造力あふれる日本人クリエーターもいます。


「日本だから」「日本人だから」という固定観念を意識して捨てて、現実をよく見つめなおしてみれば、いろいろな道が見えてくるのではないでしょうか。
そして「どの道を選択するか」には正解はなく、人それぞれが思い思いに選択すればよいのではないかと思うのです。
みんな一斉に同じ方向に動く義務があるわけではないのですから、「日本」国内のことであっても足並みがそろっていなくて構わないと思うのです。
私は、「日本」は問題をたくさん抱えているが、将来が楽しみな部分もたくさんあると思っています。