安倍内閣と経済の見通し


小泉政権から安倍政権へと移行が順調に完了し、安倍内閣の顔ぶれも揃いました。
今日のNIKKEI NETのコラム「安倍晋三の経済「高成長派」布陣の賭け(9/27)」から、今後の経済状況を考えてみたいと思います。


コラムへのリンク
http://www.nikkei.co.jp/neteye5/shimizu2/20060926ne99q000_26.html


まず、
「経済財政政策ではイノベーション(技術革新)を合言葉に高めの成長率を目論み、消費税率引き上げを出来る限り先に延ばす「上げ潮政策派」一色の布陣を敷いた。」
と指摘されています。
したがって、安倍内閣も日本経済の成長を最重視した政策を打ってくると考えられます。
また、その場合、日本の大手の優良企業が一番メリットを享受し続けるのではなかろうかと思います。


また次のような指摘もされています。
「「高成長派」は長期金利を抑えるために日銀の金融政策への関心を強めるだろう。」
高めの成長率を追求しても、長期金利が跳ね上がってしまえば政府の財政再建も失敗に終わってしまうわけで、日銀の利上げを牽制することが予想されます。
もし利上げが遠のけば、円安はまだ当分続いてしまうことになります。
また、経済は過熱するのに利上げが行わなければ、日本国内でインフレやプチ・バブルが起こる可能性があります。
仮にそうなったとしても、間違ってもバブルに飲み込まれてしまわないように気をつける必要があります。